5月に出発、8月にドイツチームとの契約を経てついに海外でのサッカー挑戦がスタートした北野選手。正式にチームの一員となった今、チームの様子や現状をお聞きし、実際の“声”をもとに挑戦記を綴っています。
ついにドイツチームと契約へ
ようこそ北野真平!
ようやく発表の時がきました。私達は技術的、戦術的に優れたレフテイーを楽しみにしています。真平は様々なポジションでプレーでき、彼にとってドイツで初めてのシーズンになります。私たちは既に長い時間を共にしていて彼のポテンシャル、アイデンティティを感じています。彼はFCMと1年の契約を結んだ。
契約時・チームの評価(翻訳)
シーズン中のドイツチームの様子はいかに?
北野選手が契約したのはドイツ6部・FCメクレンブルクシュヴェリーン🇩🇪
シーズン中の練習については「日本に比べると練習時間としては少なく、楽しくワイワイした雰囲気。でも、“やる時はきっちりやる”とメリハリのある練習は徹底して行われています」と話す。
チームの様子は公式Instagram内で入場のセレモニーや試合メンバーの発表、試合速報をストーリーズで随時配信。
試合前ウォーミングアップから動画で掲載されることもあり、ドイツのチームの様子を知ることができる機会も準備されていました。
SNSをはじめとしたチーム運営が行われているだけでなく、「ユニフォームは必ず試合毎に配布され、選手のために補食も必ず準備されている」と選手としてチームからのサポートをしっかりと受けている実情を教えてくれました。
選手としての成長点
シーズンが始まるものの、なかなか試合で結果を残せていない状況が続いていたとき「監督から”技術はあるのに何故もっと戦わないのか“と厳しい言葉をもらって、それが自分にとって改めて気合いを入れる機会になった」とシーズンが始まって受けたプロ選手としての厳しさや自身の課題を乗り越えるため、奮闘している。
「ドイツのサッカーの価値観は戦う姿勢のある選手が俗にいう”上手い”と評価される」として、チームに求められる自分の在り方も理解を示しながら、改善点を把握し、練習やセカンドチームの試合に出場する機会もあり、アシスト、ゴールと活躍の兆しが見えてきた。そして監督から”良い評価”が届くようになったことを教えてくれました。
課題になってくる”言葉”
サッカーや生活の中だけではなかなかドイツ語の理解に苦しみ、言葉の壁にぶつかる場面も多いという。
「“人の目を気にしない”ところは本当に海外の良いところ。自分に合うのは絶対に海外。でもやっぱり課題になってくるのが“言葉”」
プレー中にはサッカーという共通言語で動けるものの、前後での意見交換や指示をされる際には選手や監督が話す速度でドイツ語の理解が追いつかないことは大きな課題。
海外での生活には慣れつつある今、次はドイツ語での会話を目標に励んでいく。そんな中でも印象に残る日があると話してくれました。
「もの凄く楽しい日があって、ドイツで暮らし続けようかなと感じる瞬間がある。仲間とサッカーを通して言葉が意外と通じる時や多くドイツ語を話したわけではなくても、意思疎通ができ、“分かり合えた”と感じた時にものすごく楽しく感じる」
スペイン語圏であるアルゼンチン出身の選手と仲良くなり、少し分かるスペイン語の単語で簡単な会話をすることも。
少しずつコミュニケーションが取れるようになっていくことが日々の喜びに繋がっている様子も伺えました。この喜びと同時に語学勉強を積み重ねていくことで、さらに海外で活躍する姿が期待できます…✨